あいさつの仕方と言ってもいろいろと、また様々なシーンがあります。時と場合、相手が目上か目下かによってもあいさつの仕方は異なります。 「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「お寒うございます」「どうもすみません」「恐れ入ります」「良いお天気ですね」などの挨拶は日常最も気軽にさわやかに使いたいものですよね。
道路での近隣の人とすれ違った時にはちょっと頭を下げる程度の会釈より「おはよう」とか「こんにちは」と明るく声をかけた方がどんなにお互いが気持ちよいか知れません。毎日の挨拶は、明るくスッキリとしたいものです。「お変わりはございませんか」「おかげさまで」「お元気ですか」「みんな元気でおります」というように、挨拶は素直に交換し合えばよいのです。
あの口うるさい人が来たから、と顔を合わせたとたんに横を向いたり、知らん顔をすることは避けましょう。口うるさい人でも、いざとなってはいなくなれば寂しいものなんです。口うるさい人でも少しぐらい嫌いだと思う人でも、こちらからすすんで丁寧に挨拶をして見ましょう。例え相手がそれに答えてくれなくても、何回か繰り返しているうちに必ずこちらの誠意は通じるはずです。
相手が言葉をかけているのに、ニヤッと笑ってすませるのは何かと失礼になります。例え悪気はなくとも相手としては良い気持ちはしません。また、挨拶の中でタブーとされている言葉があります。それは「どちらにいらっしゃいますか?」や「これからどちらへ?」などです。大きなバッグでも下げて旅行に出かける時ならまだしも、人の生活の中にまで立ち入るような言葉はできるだけ遠慮するのがマナーです。