年始回りのマナー |
年始回りは、分家が本家に、また使用人が主人のところに集まって正月を祝った習慣から始まったと言われています。それが地方からだんだんと広まっていって現在のような風習になっています。また、いつも頃からかは血縁以外の人たちのところまでまわるようになっています。 |
早くて元旦の午後、普通通常は2日にまわります。しかし、近年では家族中心のお正月を過ごす人が増えて、年末から三が日にかけて、都内のホテルや観光地に出かけることも多くなってきています。先方の事情をよく考えて松の内(7日まで)にすませると良いでしょう。 |
新年の礼儀的な訪問ですので、玄関口で挨拶をしたらすぐに失礼するのがマナーです。しかしすすめられたら一応上がって年賀の挨拶をしますが、特に親しい間柄でなければできるだけ長居は避けるようにしましょう。もし引き止められても「これからまわるところがありますから」と断ってもかまいません。 |
先客がある場合には、なるべく上がらないようにします。名刺受けが玄関にあれば、名刺の右肩に「御年賀」「賀正」などと書いておいてきてもかまいません。先客がいるのに主人を玄関まで呼び出すことは避けましょう。 |
毎年行っていた年回りにいけない場合には、年賀状にその旨を書き添えることが必要ですね。 |
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