- 法要
- 法要は、地方によって多少異なりますが、亡くなった日を入れて7日目の「初七日」に始まって、35日目、49日目などに、僧侶をお願いして故人の追善供養を行なうことを言います。49日目の「四十九日法要」は、忌日のうちでも、一番重要な日で、一応忌明けとされています。この日に、香典返しをする場合が多いようです。
- 親戚、知人が集まり、法要が終わってから茶菓や精進料理で会食をします。ごく親しい間柄の相手には電話で連絡をすると良いでしょう。書面で出す場合は簡単なものにします。
- 法要の通知をもらったら、出欠の返事に添えて「お招きいただきまして恐れいいります。日増しにお寂しいこととお察しいたしております。どうぞお体を大切に」というような、喪中見舞いの挨拶を添えましょう。
- 法要の当日は、時間に遅れないように出席します。「ご法要の席にお招きいただき恐れいいります。ご一緒にご供養させていただきたいと思います」「本日はお招きに預かり、ありがとうございました。心からご供養させていただきます」「本日はご案内ありがとうございました。ご法要のお席に加えさせていただきます」などの挨拶をして、供物を渡します。
- 自宅での法要のときには、親しい間柄の女性なら、エプロンなどを持参して、会食の準備を手伝うこともあります。
- 法要の席は、葬儀のときと違って、それほどしめっぽくありません。しかし、陽気にさわいでよいものではありません。慎みを忘れないように注意します。
- 「お疲れもございませんでしたでしょうか」「月日のたつのは早いものです」など、遺族の方を慰め、励ますようにします。
- なお法要は通夜と違って、勝手に一人だけ先に帰ってはいけません。主催者側の挨拶があってから、一同揃って散会します。
- 香典返し
- 香典返しを郵送する場合は、忌明けの挨拶状を同封します。香典返しをしないで、社会施設などに寄付する場合や、新聞社などを通して寄付をした場合には、忌明けの挨拶状にそのことを記しておくと良いでしょう。
- 忌明けの法要に招かれたときに、香典返しをいただいたり、自宅に持参された場合は、礼状の必要はありません。
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