- サラリーマンにとって、毎年の異動は大きな関心事の一つと言えましょう。同僚や上司、または知人の栄転がきまったときには、それなりの挨拶やつきあい方が必要になります。妻同士が親しくしている場合も、夫と相談した上で適切なお祝いをします。
- 職場の先輩や同僚の栄転を心から祝う気持ちは、恩着せがましくならないように表現することが大切です。いずれにしても、会社内の前例やしきたりに従うとよいでしょう。
- すべての転勤が栄転とはかぎりませんが、転勤を知ったら「ご栄転おめでとうございます。」というのが礼儀です。「左遷」の噂が流れているときには、「ご転勤だそうですね。寂しくなります」というようにさりげない言葉を使います。
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- 海外赴任について
- 赴任先にひるま到着する場合には多少疲れていてもその足で、夫婦揃って上司のところへ挨拶に行くようにしたいものです。上司、上司夫人に対しては「××でございます。わからないことばかりでございますので、ご指導下さいませ。」と挨拶の言葉を述べます。
- 着いたばかりだから、挨拶は明日か、落ち着いてから・・・と思って遅れたために「○時○分に着く予定だから」と気にかけていた上司夫人から、「非常識な人」とレッテルを貼られたという例もあります。細かい点にも気を使いたいものです。」
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- 引っ越し
- 引っ越しをする数日前に隣近所に(集合住宅の場合は管理人にも)挨拶をしておき、当日荷物を出したあとにかんたんに世話になった礼を言うと良いでしょう。
- 引っ越していくときには、家の内外を綺麗に掃除していくのがマナーです。片付けたあとのゴミや不要品は、一カ所にまとめ、清掃車が来たときに出してもらうように近所に頼んでおきます。この場合のお礼はきちんとすませましょう。
- 新住所は近所の人や管理人に紙に書いて渡しておき、引っ越し先からは改めて礼状を出すことが必要です。電気代・ガス代の支払は、営業所に連絡して早めにすませましょう。
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- 引っ越し先で
- 荷物の整理がついたら、なるべく早めに向こう先の三軒両隣に挨拶に行きましょう。集合住宅の場合には管理人、下の階へも声をかけるようにします。ドアを閉める音、子供が部屋を駆け回る音などは、意外に階下に大きく響くものです。挨拶はできるだけ早くすませましょう。昔は挨拶に行くときには、そば券を配ったものですが、現在では、ちょっとした品物(はがき5〜10枚、タオル1本、浴用石けん2個、半紙など)を、包装してのし紙をかけ、夫の名刺をはるか、姓名を書き入れて持参をします。
- 社宅の場合挨拶の仕方、配る品物などについて申し合わせをしていることがあります。前もって同じ社宅の人に聞いておくようにすると、あわてなくて済みます。
- 引っ越し前に特に親しくしていた人には、礼状に地図を書き添えて引っ越し先から改めて出しておくようにします。印刷した移転通知には「こちらへお出かけの折りにはお立ち寄り下さい。おまちいたしております。」などと書き添えたいものです。
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